主に額の辺りが痛む場合をいうわけですが
同じ前頭痛でも痛みの程度、慢性度や体質などで現れるツボには個人差があります。
この場合、よく診察してみると胸郭や心臓の辺りに緊張(こり)や圧痛がある人が多いようです。
ここでは代表的なA~Eの5つの治療パターンを記しました。

ちなみにツボの場所は、頭痛以外の他の症状や体格、体質などで現れ方に個人差があり、簡単には説明出来ないものもありますので、絵をよく見て、実際にそれらしき場所を御自分の指で探りながら、自分のツボ(凹んで、痛みなり何か感じるポイント)を発見して下さい

ツボ刺激をする順番はまず患部つまり頭、次に手、そして最後に足を行って下さい。
慢性的な頭痛の場合は足のツボの刺激を重点的に行うのがコツです。ツボを描いた画像は下にまとめて掲載しています。

①百会(ひゃくえ) 頭の中央、両耳先を結んだ線上
②天柱(てんちゅう) 後ろ髪の生え際
③風池(ふうち) 後ろ髪の生え際の下で、首の大きな筋(僧帽筋)の両外側

④しん会(しんえ) 前髪生え際の真上2寸(約4センチ)
⑤頭臨泣(あたまりんきゅう) 前髪生え際を約1センチ上がる正中線の両側
足三里(あしさんり)むこうずねの骨の外側を膝から約6センチ程下がった
①百会(ひゃくえ) 頭の中央、両耳先を結んだ線
しん会(しんえ) 前髪生え際の真上2寸(約4センチ)
③列缺(れっけつ) 手の甲の親指側の手首にある横筋の上約3センチの所

④合谷(ごうこく) 手の親指の骨と人差し指の骨の交点から少し上の陥凹部
⑤足三里(あしさんり)むこうずねの骨の外側を膝から約6センチ下がった
①百会(ひゃくえ) 頭の中央、両耳先を結んだ線上
②頭臨泣(あたまりんきゅう) 前髪生え際を約1センチ上がる正中線の両側
③攅竹(さんちく) 眉毛の内側の端っこ
④温溜(おんる) 腕の表、親指側上部で手首から約11~12センチ上
⑤合谷(ごうこく) 手の親指の骨と人差し指の骨の交点から少し上の陥凹部
⑥解谿(かいけい) 足首の横筋の入る所の中央にある陥凹部
⑦内庭(ないてい) 足の人差し指と中指の付け根の中間
①百会(ひゃくえ)頭の中央、両耳先を結んだ線上
②攅竹(さんちく)眉毛の内側の端っこ
③上星(じょうせい)前髪生え際の真上1寸5分(約3センチ)
④太陽(たいよう)目尻と眉尻の延長線上の交点辺りの陥凹部
⑤合谷(ごうこく)手の親指の骨と人差し指の骨の交点から少し上の陥凹部
足三里(あしさんり)むこうずねの骨の外側を膝から約6センチ下がった
①百会(ひゃくえ)頭の中央、両耳先を結んだ線上
②天柱(てんちゅう)後ろ髪の生え際
③風池(ふうち)後ろ髪の生え際の下で、首の大きな筋(僧帽筋)の両外側

壇中(だんちゅう)両方の乳房の中間点。押して痛みがあるか確認する
⑤中完(ちゅうかん)へその上7~8センチの所でみぞおちとへその中間点。
⑥内関(ないかん)内側手首の横紋から上に向かって指幅二本分上がった所
⑦豊隆(ほうりゅう)外くるぶしの上、約15~16センチで押して痛い所


ツボの押し方 見つけ方

親指か人差し指、又は中指、ツボの位置によって無理のない姿勢で押しやすい指で押して下さい。スーパーや薬局で売っているツボ押し棒でもいいですよ。
基本的にはツボの位置に垂直に、力を入れず、出来るだけ、腕の重みだけでジワーッと押します。患部は一カ所1分くらい、手足は2分くらい押して下さい。
無理に力を入れて押すと逆効果になりますので気を付けて!
一応上の番号順にやってください。

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