熱はほとんどなく、汗も出ない 鼻が詰まったり鼻水が多い
 のどは痛がゆい感じ 手足の関節が痛む又はだるい
油こいものは食べられない 舌の表面には薄白い苔が見える
このタイプのカゼは身体を暖めて汗を出すほうが速く治ります。
そのためにも、お灸がピッタリなので、洋服の上からツボ部分を
ドライヤーやカイロで暖めたり、
又は千年灸のようなソフトなお灸をおすすめします。


風池(ふうち) 後ろ髪の生え際の下で、首の大きな筋(僧帽筋)の両外側
大椎(だいつい) 第7頚椎きょく突起の下
風門(ふうもん) 第2胸椎きょく突起の下で左右約3センチの凹み
尺沢(しゃくたく) 肘を少し曲げて、肘の内側に出来る横筋の親指側の凹み
外関(がいかん) 手首の背側横筋から肩に向け指幅2本の長さ(約3cm)の所
合谷(ごうこく) 手の親指の骨と人差し指の骨の交点から少し上の陥凹部
復溜(ふくりゅう) 足首内側の少し上のアキレス腱の前縁



これらのツボは押さえると必ず何らかの感覚的反応があります 
もし何も感じない所はツボではないので、もう一度丁寧に探して下さいね





カゼに伴う症状を治すツボ



押すと何らかの感覚的反応のある部分(ツボ)を探して下さい
ツボの詳しい位置の説明は下段にまとめています。
このタイプのカゼの場合は出来ればツボにお灸をして下さい 



足の冷え 風市(足) 三里(足) 三陰交(足湧泉(足の裏)
ノドの痛み 孔最(腕) 魚際(手) 扶突(首) 合谷(手) 太谿(足)
激しいセキ 太淵(手) 列欠(手) 合谷(手) 豊隆(足) 身柱(背中)
声が枯れる 通里(手)
鼻づまり 迎香(顔) 上星(頭) 風府(頭)
鼻水
列欠(手) 風門(背中)
  頭痛 天柱(頭) 頭維(頭)太陽(頭) 攅竹(頭) 昆崙(足)
  涙目 晴明(顔)  攅竹(頭)
しつこい頭痛は「部位別頭痛のツボ療法」を参照して下さいね。




ツボの位置の説明


天柱(てんちゅう) 後ろ髪の生え際
風府(ふうふ) 後ろ髪の生え際の中央を親指の幅だけ上がった所
風池(ふうち) 後ろ髪の生え際の下で、首の大きな筋(僧帽筋)の両外側
上星(じょうせい) 前髪生え際の真上1寸5分(約3cm)
太陽(たいよう) 目尻と眉尻の延長線上の交点辺りの陥凹部
頭維(ずい) 額の両サイドの端角、髪の生え際を上に約1cm上がった所
攅竹(さんちく) 眉頭の内側の端っこ
迎香(げいこう) 小鼻の膨らみのすぐ横
扶突(ふとつ) 首の横側で耳たぶの下約6~7cm。胸鎖乳突筋の胸骨頭と鎖骨頭の間
大椎(だいつい) 第7頚椎きょく突起の下 首を曲げて突き出てる骨の下
身柱(しんちゅう) 第3胸椎きょく突起の下。
ここのお灸は「ちりけの灸」として乳幼児の万病のツボ
風門(ふうもん) 第2胸椎きょく突起の下で左右約3cmの凹み
肺喩(はいゆ) 第3胸椎きょく突起の下で左右約3cmの凹み
孔最(こうさい) 腕手のひら側手首の横筋の上を骨に沿って7寸の所(約10~11cm)
列欠(れっけつ) 手の甲の親指側の手首にある横筋の上約3センチの所
通里(つうり) 手のひら側小指の下の手首横筋から約1.5cm上
太淵(たいえん) 手首の手のひら側、手首の親指側の横筋の中の陥凹部
魚際(ぎょさい) 第一中手骨の手のひら側の中点
合谷(ごうこく) 手の親指の骨と人差し指の骨の交点から少し上の陥凹部
少商(しょうしょう) 手の親指の爪の生え際の角から外に約2ミリの小さな凹み
中衝(ちゅうしょう) 手の中指先端の中央
豊隆(ほうりゅう) 外くるぶしの上、約15~16cmの所、押して痛い所
崑崙(こんろん) 足の外くるぶしとアキレス腱の間の陥凹部
風市(ふうし) 真っ直ぐ立って手を太股に沿わせ下げ中指の先があたる所
三陰交(さんいんこう) 内くるぶしの上約5cmの所 腓骨内側面の後縁
太谿(たいけい) 内くるぶしとアキレス腱の間の陥凹部
湧泉(ゆうせん) 足の裏の中指と人差し指の間の延長線上で一番窪んだ所


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