★”いびき”止めのツボ

名前 = ***
性別 = 女性
age = over40
メッセージ =
ずっと毎晩旦那のいびきに悩まされています。時々 いびきが急に止まって呼吸も一緒に止まったみたいに成るので気になって私も熟睡できないんです。いびきを小さくするツボをお願いします。


こんにちは!
このところ「いびき」のツボについてのお尋ねがぐっと増えています。 時代ですね。やはり「睡眠時無呼吸症」という「余病」(!)の発見が影響しているんでしょう。 かつては「いびき」を病気のように「治すべきもの」って感覚は無かったですもんね。また困ったことに「いびき」をかく人の割合が近年になって非常に増えているというデータも出ています。やはり何とかしたいですね。

そもそも「いびき」とは眠っている時にノドに何らかのストレスがかかって呼吸音(まさつ音)が激しく成る訳ですよね。その原因は顎が小さい上に扁桃が大きかったり肥満でノドに脂肪が付く・・等々と物理的に気道が狭く成っている事ばかりが大きく問題視されていますが、それ「だけ」だと「ツボ刺激」で急にノドの面積が広がったりするとは思えませんから「いびき」がツボで治るはずは無い事になってしまいます。

つまり気道が様々な理由で狭くなっている事は「いびき」をかく上での「必要条件」かも知れませんが、「絶対条件」ではないのです。普段は何ら「いびき」をかかない、気道が狭いわけでもない人でも大酒を飲むとたいてい「いびき」をかきますからね。「徹夜」をした翌日も「いびき」をかいて眠る人が多いのも同じですね。非常に疲れたり、身体(内臓)に大きなストレスがかかると普段はかかない人でも「いびき音」を発します。

つまり、顎が細い事、扁桃が大きい事、太りすぎ等々は「いびき」の大きな誘因では有っても、絶対的な原因では無いんですね、実は。 

これは私自身が隣の家にまで聞こえるほどの大きな「いびき」を何十年も欠かすことなくかいていた人が針治療で止まったのをこの耳で実際に確認したから言えるんです。 「いびきをかかないで眠るお父さんの寝姿を生まれて始めて見た」と成人した子供(?)が報告してくれました。 
では数十年間一日も欠かさず「いびき」をかいていた「お父さん」は「いびき」をかかないでいったいどんな寝姿で寝ていたと思いますか?  答えは至って簡単です。いつも大きく開けていた口を閉じて、鼻から「スースー」と軽やかな寝息を吐いて安らかに(?)眠っていたのです。要するに鼻呼吸だけで眠れるように成っていたのです。

言い方を変えると、睡眠時に鼻呼吸だけで必要十分な呼吸が出来るようになった。つまり心肺機能が上がって呼吸力がアップしていたのです。 ・・・・・という事で”いびきを治すツボ”とは「心肺機能を整え」て口を開けなくても呼吸を深くして「鼻呼吸だけで眠れるようにするツボ」と言い換えた方が良いかもしれません。

問題は治療方法です。一番の効果を持つ背中のツボは鍼を使うのはちょっと危険な場所ですから、効果は落ちますが「突起物を貼る治療」を紹介します。これだと誰でも出来ます。特に「いびきのツボ」は正しく取らないと効果が望めませんから注意深くツボを探ってください。
 
  NEXT→ いびき止めツボ画像ページへ


Q & A に戻る
ツボ探検隊の表紙に戻る