病院正面玄関
各入院病棟は農園などを含む広い敷地一帯に点在している形を取っている
鞍山市における最大の精神神経科病院 アルコール依存症治療病棟、麻薬中毒などの薬物依存症治療の解毒病棟も併設され優秀な治療実績を上げている。疾病の初期、急性期のみ西洋医学的薬物治療を行うが以降は中国医学の生薬処方とカウンセリングによる治療を行う。従って日本などの西洋医学的薬物療法のみの病院に比べて長期入院者にも抗精神病薬特有の行動鈍麻、脱力、無表情などの副作用を呈する患者の姿はない。しかし現実には社会に元精神病患者の受け皿が無く、病気回復後も入院生活を続ける社会的入院患者数は日本に比べて随分と多いらしい。


我々が同病院の最初の外国人訪問者ということもあって院長を始め主任医師スタッフの方々と共に記念撮影をしました。一番左側から
薬物依頼治療センター・中薬解毒科主任
 郭 樹 仁 医師
孫 安泰 氏、精神科医 宋 建華氏、松岡、
中央でベルトに手をかけている方が  
顧 効 増  院長
主任医師 、副院長 張 洪 医師 、中医院副院長 顧 群 医師 


一般入院病棟には入院患者さん達をいたずらに刺激してはいけないと意識的にカメラを持たずに入りましたので実は写真が無いのです。英語を話す入院間もない十代の美しい女の子や大学を出てすぐに分裂病を発病し以来25年以上の長期入院の男性、日本語を流暢に話す陽気な男性患者さん達と楽しく交流しました。最初の心配は無用だったのです。むしろ一緒に写真を撮って贈って上げた方がお互いに良い思い出になり患者さん達にも喜んでもらえたでしょう。残念です。我々が病院を去る時に病室の窓から何度も何度も繰り返し「再見」=さよなら=と手を振り続けてくれた女の子の姿も忘れられません


先生方と精神科医療についての意見交換を行いました 門診部(外来)
精神科専門鍼灸医の 
李 玉 富 先生
を囲んで
右端が副院長の 張 洪 医師、
左が神戸大学大学 宋 建華 医師
医院の広い敷地内にはこの様な美しい並木道もありました  日本とも同じ感じの病棟内の売店
解毒病棟内の病室
綺麗なベッドが並んでいます
院内の娯楽室へ 娯楽室には中国らしく麻雀台が中央に置かれています


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