★ 指先が痛む場合 ★
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人差し指(特に右指のだい2関節より指先側)がはれぼったく、揉むと痛みを感じます。身体のどの部分の不調との関連が考えられますか。


こんばんは!ツボ探検隊の松岡です。
先ずこの場合は指先自体の問題と考えるべきではないでしょうか?
身体の何処かに問題が有って指先が痛む場合はむしろ指先が痛む前に自覚症状が出るのが普通です。
明らかに身体に不具合があって指先などの身体の末端部にも痛みなどの自覚症状が同時に現れるとすれば、世界中でツボ診断はもっと信頼されポピュラーに成っていたはずですが、ご存知のようにそうは成っていません。
 
これはツボを用いて身体の不具合を探るにはそれ相応の訓練が必要で有ることを意味しています。つまり内臓の不具合によって起きたとしてもご本人が気づかない程度のもっと微細な変化なのです。
と言うことで、身体にこれと言った自覚症状が無いにも関わらず、手足の指先などに明らかな痛みや腫れが有る場合は素直に指先の病気を考えて下さい。
 
ご質問にはお年は書いておられませんが、中年以降であれば、おそらく指の関節炎で一種の経年症状(素直に言えば老化現象の一つ)でもあるヘバーデン結節かブシャール結節の可能性が一番強いと思います。
前者は第一関節、後者は第二関節に起こります。
女性に起こる確率は男性の十倍ほどと言われていますが、当院の患者さんでは男女どちらも居られます。
腫れているのはおそらく粘液水腫で、ぶよぶよと水が溜まっている感じなのではないですか?
 
予後ですが、このまま放っておくと指先が少し曲がった感じで固まってしまいます。
固まってしまうと痛みは無くなるのが普通です。
鍼灸も効果が有りますが、この為に鍼灸院に通うほどの事も無いですから、「せんねん灸」を薬局で買って、ご自分でぶよぶよ腫れている所にすえて下さい。
すえた当初は余計に痛むかもしれませんが、翌々日くらいには痛みが治まっているものです。
 
別の方法としては、同じ右手の薬指の爪の横側(中指側)で飛び上がるほど痛む点(直径1ミリ強)を爪楊枝で押しながらじっくり探して下さい。
大変に痛む点を見付けたら、そのまま爪楊枝の尖っていない方でぐうっと1分間押して下さい。
一種奇想天外な方法ですが、必ず効きますからこれは今すぐ試して下さい。
これを毎日繰り替えしてそのまま腫れが引いて良くなればお灸は必要有りません。
画像を貼付していますから、よく見て下さい。
 
  
 
松岡様
  早速ご丁寧な所見をお知らせいただき有難うございました。
 参考にさせていただきます。
 ご想像のとおり、年齢は68歳(男性)です。
   
 横浜市   N



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