★ よだれを止めるツボ ★
> 名前 = MM
> 性別 = 女性
> age = 20to29 
> メッセージ =
> はじめまして。現在妊娠10週の初妊婦です。> 8週に入る頃から嘔吐があり、どうにかならないかとこのページに辿り着きました。> 内関というツボにお米を貼り付け、ちょくちょく刺激していたところ、翌日からは吐かなくなり、驚いています。食欲も出て来ました。相変わらず胃のムカツキはありますが・・。
> 米を貼って4日めですが、吐かなくなってから、今度は生つばがあふれ出てきて 飲み込むのが苦痛になってきました。外出も人と話すことさえできません。 内関に貼ったお米が原因ですか?
> このだ液を止めることができるような都合の良い方法はないのでしょうか?


こんばんは!ツボ探検隊の松岡です。
さて、あふれる唾液が「内関」に米粒を貼ったせいかどうかですが、ここはお腹のツボですから、長時間貼ったままなら否定出来ません。もっともそうならば貴女自身がかなり体表の感受性が強い、敏感な方と言えるでしょう。
不謹慎な輩と叱られそうですが私ども「ツボ使い」には面白い対象の方です。当院にも時にツボ及びその走行(経絡)に大変に敏感な患者さんが来られます。元来その様なツボ知識が全く無い鍼治療初心者の若者で、思うがままにココとココが具合が悪いと次々とテキスト通りのツボ位置を指し示して下さるばかりか、こちらが鍼を刺すと鍼の響きをツボのルート(経絡)の走行図通りに「鍼を刺したら腕のココを通ってお腹のココまで刺激の波が通過した」とか一々言ってくれる人がいます。そんな時はむしろ当方が患者さんに勉強させて頂く感じで、鍼を打ちながら色々と鍼の響きや方向などを尋ねています。ひょっとすると貴女もその様な皮膚反応が敏感なタイプの方かも知れませんね。
この様な人は「経穴人間」とか「経絡人間」などと呼ばれています。古代中国でも貴女の様な体表が敏感な方を観察してツボやそのツボの走行が発見されたのでしょう。もっともお気の毒な事ですが経絡人間は生まれつき余り体力の無い人(虚証)です。逆に生まれつき体力筋力の強い元気な人はツボが体表に出にくいのです。(=アンチ経絡人間)欧米人にはその様な頑丈な体質の方が圧倒的に多いので、彼の地でツボが発見されなかったのは当然のように思います。実は中国人も日本人に比べるとツボが出ない元気な人が多いです。その意図を持って調べた訳では有りませんが、おそらく日本人には経絡人間は相当なパーセンテージで居られると思います。その為に中国から伝わった鍼が日本では細く短く、治療法もより繊細に変化して現在に至っています。体表が敏感でいわゆる「虚証」の人間が中国に比べてずっと多かったからでしょう。このタイプの方に太い鍼で大きな刺激を与える治療を行いますと効きすぎて貴女の「よだれ」の様に新たな症状が発生する事が有りますので慎重を期す治療が必要です。逆に言うと皮膚刺激だけでも十分に内臓が動くタイプですから、むしろ副作用の恐れのある薬物療法よりも適切な刺激量さえ図れればツボ療法がもっとも適している人とも言えましょう。表現を変えて申しますと薬の副作用の出やすい方なのです。

さて余談が過ぎて失礼いたしました。肝腎の唾液を止めるツボですが、便通など他の条件が分かりませんので無難な唾液止めのツボで行きましょう。

中泉(ちゅうせん)という名のツボ(奇穴)です。「奇穴」とは他のツボとの関連性を持たず、その症状だけに特化して使うツボです。

場所は添付した図をご覧下さい。
手の甲、手首の横筋の直ぐ上です。「陽池」と「陽けい」というツボの中間点です。手首の人差し指と中指の中間辺りの下でしょうか。必ず押してみて違和感を確認して下さい。胃の気が逆上するのを抑えるツボです。今度はここに米粒を貼って下さい。

それから他のページでご紹介しているツボマッサージも是非行って下さい。
http://www.shinkyu.com/burashi.html

つわりには特に良く効きます。身体全体、特に自律神経が整いますから気分的にもスッキリします。その他の条件によっては他のツボも必要ですので、先の「中泉」に貼っても唾液が止まらないときはメール下さい。




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