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> 名前 = Ｋ．Ａ > 性別 = 男性 > age =４０to４９> >メッセージ = はじめまして。 ツボのことで質問があります。 ツボから宇宙エネルギーが入るんですか。そのために刺激するのですか。 |
| Ｋ．Ａ 様へ 「ツボ」が宇宙エネルギーの人体への「取り込み口」であるか？ というご質問ですね。 確かに「気功療法」で「ツボ」に向けて「気を入れる」とする気功師もいますが、「宇宙エネルギー」といってもそれがどういうものか判らないので仮定でしかお答え出来ないですけどね。 例えば太陽の外周にある「コロナ」と呼ばれる炎からは大量の「プラズマ」が太陽系の惑星の端々、海王星や冥王星にまで放射されているそうですから、その様な主に太陽から放射されているエネルギー物質を指すのでしょうか。 確かに太陽系の第３惑星に住む我々は、「太陽」という恒星の寿命がイコール我々の住む地球の寿命であり、太陽が燃え尽きることは当然人類を含め地球上の全ての生物の終焉を意味するのですから、私は「宇宙エネルギー」と呼ぶモノを主に「太陽からのエネルギー」と置き換えても良いようにも思うのですが如何でしょうか？ そうだと仮定すると取り立てて「ツボ」に限定しなくても我々の全身の細胞全てがエネルギーを浴びて恩恵を受けているはずです。 と言いながら、少し話が矛盾するかのようですが、実のところ「ツボ」は（常に臨床で実際に確認出来ることなのですが）身体が弱っている状態の方がより規模が「大きい」のです。 つまり、丈夫な人よりも虚弱な人の方が、健康な時よりも身体が弱っている状態の方が「ツボ」は大きく外部に開口しているのですね。 言い換えると 人体（生命）は弱ってくると「ツボ」として体表に開口部をより大きく広げる変化を起こして外部からのエネルギー刺激をより一層「ｗｅｌｃｏｍｅ」状態にして待っていると言えるのかも知れません。 そしてうまく何らかの「有効な刺激やエネルギー」の取り込みに成功すると弱体化した身体がより速く回復する道筋（自然治癒力の先鋭化？）を得るのでしょうか。 ちょうど日陰の劣悪な環境にある植物は花弁を支える茎部分を不自然にねじ曲げてでも少しでも太陽に近づこうと、その自然な姿を大きく変えて成長するように人間などの生命も弱体化すると体表を少しでも広げて新たな大きなエネルギーを取り込める形に変身するのでしょうか。 （あくまで想像の話ですが、自分でも何となく説得力がありそうな気がして来ました） 他のページでも説明しているのですが、「ツボ」が「治療のポイント」でありながら実は「診断のポイント」でもあるのは、このように、身体のどの部分の「ツボ」がどんな形や大きさに変化しているかで 病気の場所や程度が推察出来るからなのです。 もちろんこの「ツボ」による診断術は高い感性と豊富な経験を必要とする難易度の高い技術ですから鍼灸医学を学んだ人間の中でもごく一部の者しか出来ないのが現実ですね。 しかしこの「ツボ診断術」は人間の数だけ例外が有るとも言える訳で勉強は尽きません。 ※ 実際の臨床では必ずしも「ツボ診断」が出来なくても「問診」の他に「脈診」や「舌診」で病気の診断と治療が出来ます。 しかし「ツボ診断」が出来ると診断と同時にその人の治療に本当に必要な「ツボ」が判明します。 ところで実は病気の重大性に比して必ずしも「ツボ」が大きく現れない例外的な病気が有ります。 それが「ガン」です。 「ツボ」だけで身体を見ていると「ガン」はそれまでの「歪みが溜まって弱体化した生命」を救う為に現れた丸で救世主の様な存在に見えてしまうのですから本当に困った病変です。 まともな細胞がガン化する発端を「ツボ」から想像するとひょっとすると相手のその場の窮状を救おうと「善意でついた小さなウソ」のようなものではないかと思ったりしますね。 その例でいうとガン化が際限なく増殖する場合ってのは最初の「小さなウソ」の存在を立証するために更にウソを重ねなければ成らなくなって傷口をドンドン広げてもう取り返しがつかなくなって自滅してしまった状態なのかなとかね。 「ツボ」から診ると身体は 「ガン細胞」を本当の悪者だと気づいていないかのようにどうしても見えるので、ついそんな想像をしてしまうんですね。 このように「ガン」と言う病気は他の病気とは全く違って「ツボ診断の公式破りの病気」で治療が困難で有ることはやはり鍼灸も現代医学と同じですね。 中国の４大発明（紙、印刷、羅針盤、火薬）というのがありますね。 しかし私は体表分析による「ツボ」こそ本当のオリジナリティを感じさせる中国人の発見じゃないかなと思うんですけどね。 何故なら、前記の４大発明は時が経てば他の国々でも発明した可能性が高いでしょうが「ツボ」や「経絡」はある種の「哲学」がないと発見できないものですから未だに類似の発見が他の文明領域では存在しません。 そう思いませんか？ ツボ探検隊 松岡 ツボ探検隊の表紙に戻る |