手先の奇穴の数々

奇穴とは
五臓六腑に関係する経絡上には無くて単独に存在する、独特の効果を持つツボ
です

手の画像の中のツボ名をクリックして下さい。  
ツボ名の読み方、 場所(☆)、効果を示す症状(★)、ツボ治療操作(※)が分かります
 
鍼灸を学ぶ方のご参考までに治療動作も記しました。
◎.十宣(じゅっせん)
☆両手の十指頭の先端で、指爪甲を1分離れたところ。 全部で10穴。
★高熱、熱中症、昏迷、中風、咽喉炎、指端の感覚麻痺
※点刺し出血させる。あるいは、0.2~0.3寸浅刺する。

◎.四縫(しほう)
☆手掌側の示・中・薬・小の四指の近位指節間関節横紋の中点。 全部で8穴。
★小児のヒステリー、小児消化不良、下痢、回虫症
※三稜針で点刺し、黄白色の粘液をしぼり出す。

◎八邪(はちじゃ)
☆5指手背の中手骨頭で、第1・2指間を大都、第2・3指間を上都、
第3・4指間を中都、第4・5指間を下都という。

★手と前腕の腫脹、疼痛、手指の知覚麻痺、歯痛(大都)
※軽く手を握り、掌側骨間に向けて、斜刺で0.5~0.8寸。 あるいは、点刺出血させる。

◎外労宮(がいろうきゅう)
☆手背の第1・2中手骨間で、労宮穴と相対するところ。
★寝違い、項頸部の強ばり痛み、手指の感覚麻痺。
※直刺、あるいは前腕に向けて斜刺で0.5~1寸。

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◎寸平(すんぺい)
☆手背横紋中点の上1寸で、橈側に向かって4分のところ。
★ショック、心臓衰弱
※直刺で0.5~1寸。灸も可。

◎中泉(ちゅうせん)
★前腕外側の陽谿穴と陽池穴の間、総指伸筋腱の橈側の陥凹部。
☆胸、肺部の膨満感、目翳、掌熱、胃気上逆、唾血、腹中気痛、腕痛 手根部背部の腱鞘腫大
※直刺で0.5~1寸。灸も可。

◎五虎(ごこ)
★手背の第2・4中手骨頭の先端にある。左右合わせて4穴
☆手指の拘縮・痙攣
※灸法を用いる。

◎威霊(いれい) 精霊(せいれい)とペアで使う
i★ 人差し指の付け根で骨の出っ張りの親指側の縁にある。
上記「虎口」ツボの下になる。
☆急性腰痛、小児急及び慢性驚風、頭痛、耳鳴り
※直刺0.5~0.8寸、お灸も可
◎精霊(せいれい)
★小指と薬指の境界線の下半寸。
☆急性腰痛、小児急及び慢性驚風、頭痛、耳鳴り
※直刺0.5~0.8寸、お灸も可

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◎大骨空(だいこっくう)
★親指の関節背側の横紋の中点
☆眼病、涙目、光の眩しさに弱い目
※禁鍼 灸法のみを用いる

◎小骨空(しょうこっくう)
★小指の第2関節背側の横紋の中点
☆眼病一般、白内障、難聴、セキ止め
※灸法を用いる。

◎中魁(ちゅうかい)
★中指第2関節背側の横紋の中点
☆吐き気、嘔吐、胃に食物が全く収まらない時
※灸法を用いる。

◎拳尖(けんせん)
★手中指付け根(節)の尖端。握り拳を作って取穴
☆視力回復、目の痛み
※灸法を用いる。

◎虎口(ここう)
★親指と人差し指間の柔肌上で手背と掌との肌目の変わる所
☆頭痛、煩熱、心痛、歯痛
※斜刺0.5~0.8寸 灸でも良い。

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