★ 手首管症候群のツボ ★
> 名前 = み~
> 性別 = 女性
> age = 30to39
> メッセージ =
>
> はじめまして。私は、2年以上前から手根管症候群で、右手がしびれています。しびれて、感覚がない時に皿などを持つと、落とすこともしばしば… 何か、これに効くいいツボはないでしょうか?


こんばんは、ツボ探検隊の松岡です。
実は、以前にも手根管症候群についてご質問があり、既に答えを載せています。以下のページもご参照下さい。

http://www.tubotankentai.com/yukonn.html


但し、今回は前回の方法とは違う、別のツボでの治療法についてお知らせします。
最も、よく利用している韓国式の高麗手指鍼、つまり、手のツボです。
又、手のツボか、と言われそうなのですが、手のツボは、効くツボの位置が探し易い上に、自分自身で治療が出来て、おまけに非常に速効があるので、こちらの方がお礼のメールが本当に多いのです。

やはり、効果の再現性の高いツボをお教えするのが、宜しいかと思いますので、手のツボを使った手根管症候群のツボです。
さて、この病気は痛みや痺れのメカニズムは分かっても、原因も特定されず、実に良くある話ですが、現代医学での、手術は別として、有効な治療法は確立されていません。

しかし、ツボ療法の多くは、原因を問いません。
問題が起きている部分の自然治癒エネルギーを増大させることで、問題のある場所(部位)単位で修復作業が進行します。

ですから、骨折していれば骨細胞の新生が素早く進み、炎症が有れば、体内の免疫物質がその部分に迅速に集まります。
特に骨折の場合は、骨折時のレントゲン撮影で確認された骨折が、ツボ刺激により、癒合期間が平均半分(若者ですと1ケ月→2週間)に短縮されますので、ツボによる効果が明白です。

(先月(9月)に手指鍼セミナー受講生が、足指を骨折されたのです。直ぐに手指のツボに刺激しましたら、2週間ですっかり骨が癒合し、普通に立ち仕事に復帰する事が出来たのです。これには主治医の整形外科医、看護士さん達、大いに驚いたそうです。当初は半年から、悪くすると1年くらい掛かる可能性も有ると、この医師から言われていたそうです。骨折の1月後(10月)には、手指鍼材料購入も兼ねた韓国旅行までされました。)


さて肝腎の手根管症候群を起こしている手首を治すツボです。ちょっと、意外な場所ですよ。図をよーくご覧下さい。

爪楊枝の尖っていない背の方で、
(痛む側の手)右手薬指の手のひら側の第一関節の横筋の上を中心にして上下も視野に入れて、一番痛いところを探します。
ツボに当たると、悲鳴を上げて、飛び上がるほど、もしくは一気に熱が出るほど、ツボの部位が痛みます。

そうならない場合は、ツボが違っています。
手根管に問題がある場合は、薬指上のツボに当たると、必ず、悲鳴が上がります。
熱がでそうなほど、痛むツボが見つかったら、そのまま激しいツボの痛みを我慢して、10秒間ほど爪楊枝の尖っていない、丸い方で押しつづけます。
それで一応治療は終わりです。
すぐに手首を動かして、効果を確認してみましょう。
痛みが、消滅、または半減しているはずです。

未だ痛みが残っていれば、痛む角度に手首を回したり、力を入れたりして、故意に手首の痛みを増幅させてから、もう一度、薬指のツボに刺激します。
お灸をしても効きますよ。

正直なところ、鍼灸療法では、この病気は、治しやすい病気の範疇に入ります。
ご自分で行うことに抵抗が有れば、キャリアの長い、腕の良い鍼灸師に治療しても貰うと宜しいと思います。「治しやすい」と言っても、患部に安全かつ正確で緻密な鍼を打つのは技術が要りますので、慣れた腕は必要です。




さっそく教えていただきありがとうございます。やってみました。
速効性ばっちりですね。
しびれは、半減しました。とはいえ、まだまだ付き合っていかなくてはならないと思うので、しびれが増してきたら、ツボを押してやわらげていくことを繰り返していこうと思います。教えていただいたページの、お灸で直すほうは、ちょっと、お灸が苦手なので、試せません…すみません。
なにはともあれ、ありがとうございました。   
み~


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