> 性別 = 女性 > age = 30to39 > メッセージ = > 仕事変わってから、頭痛、腰痛、背中、肩こりやら、なんかずっと体調良くないす。 >これって前の仕事の無理が今出てるでしょうか? >それとも今の仕事のストレスですか。 >たまに整体マッサージ行きます >その時は少し楽になった気しますけど、すぐにもどるので期待したほどでないみたいです。 |
返信遅れてスミマセン!早速ながら、ご質問について: 私が鍼灸を学び始めた40年あまり前の学生の必読書の一つはハンス・セリエのストレス学説についての書物でした。 当時「ストレス」は、まだまだ新語で、一般には、ほとんど知られていなかったのですが、その後、あれよあれよという間に、知らない人がいない語彙に変わりました。 と同時に、今やこの「ストレス」が無関係な症状は無いといわれるほどの、最もありふれた病因にもなりました。 もっとも、この「ストレス」に、鍼灸のツボがこんなにまで効くことを、自らの体験で知ったのは、ずい分と後になってからでした。 後になった理由も色々あるのですが、何より、「ストレス」が関係する症状で鍼灸院に来られる患者さんが、昔は今ほど多くは無かったことでしょうか。逆に現在では、無関係な方を探す方が難しいほどなのです。 例えば、もっとも有り触れた痛みである腰痛も、昔なら、いわゆる肉体労働による、起きるべくして起きた腰痛の方が多かったのですが、今は、そんな単純な労作性のものは、激減してしまい、大なり小なり、ストレスが関係している腰痛ばかりなんです。 ・・・という”前フリ”ですから、当然ながら、あなたの症状も関係ないはずは、無いでしょう、というお話になるのですが、では、どうすれば、お困りの症状とストレスとの関係を調べることが出来るのでしょう? これが、ツボでチェック出来ることが、多くの患者さんのお陰で分かってきました。 HPに画像を乗せます。一つ一つ圧して、痛みを確認して下さい。 全てのツボが痛む場合は、起きている症状に対しては、ストレスが最も大きい原因と考えられます。 更に「ツボ」療法の便利なところは、診断と治療が同時に出来るところです。 強い痛みが有れば、そのツボを刺激することで、即、治療にもなるのです。 ただし、体質、体力、症状の程度によって刺激法や刺激量などは、案外と難しいので、お灸や突起物の貼り物等々色々と試行錯誤してください。(ツボは効かし方が、一番に難しいのです。) 色々とやっても、苦痛が一向に改善しないときは、出来るだけ早く、専門家の門を叩いてください。 「腕の良い」(←ココが大事!)プロの手に委ねるのが宜しいかと思います。 ストレス疾患は、改善しないまま放置していると、徐々に社会生活を営むことが難しくなりますので、早い内に、有効な手を打つ必要があるのです。 ツボとは関係有りませんが、あなたの体力に相応しい、無理のないエクササイズもお勧めします。今流行のフラダンスも、ゆったりしたハワイアン音楽に、中腰の動きが下半身強化、インナーマッスルに効いて、心身共にとても宜しいようです。 ストレス(頭の疲れ)には、ノー天気な形での下半身の筋肉疲労が、頭に余分に上がった気を下げるのでイイんですね。 (韓国で発見された手の指先のツボでもストレスチェックが可能ですが、改めて別頁で紹介します) 09.2.20 |
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