> 名前 = HONOT > 性別 = 女性 > age = 30to39 > メッセージ = > はじめまして。 > 母が末期肺がん(骨、肝臓などに転移)、脳下垂体に膿のようなものがたまって、入院中です。 > 症状も結構でているのでつぼで緩和できるものがあれば教えてください。 > せきがひどい。 声がかれている 両脇のあたりがひどく痛む。 よろしくお願いします。 |
ツボ探検隊の松岡です。
当方のパソコンの不具合で長い間メール機能が使えず返信が遅れて失礼いたしました。 さて何と申しましょうか、貴女のお母様ですとまだまださほどのお年でも無いでしょうに、誠にお気の毒なことです。 かくなる状態に至りましてはどの様な方策を採りましても本質的な回復を望む事は出来ないわけです。そこでツボ療法と致しましても欲を言えばキリがありませんので、お母様のお身体への負担を出来るだけ軽くする意味で一つ或いは二つ程度のツボを試される事をお勧めします。 (実はツボ刺激も数多く行うと身体は一つ一つの刺激に対してリアクションを起こす為に結果として相当なエネルギーを使うのです) 今、私が提案できる方策は二つです。 ①肺機能に良い影響を与えるツボを使う。(肺経という手の平の親指側ルート上のツボを用いる) 肺のちょうどま後ろに当たる背中に「肺ゆ」というツボがありますが、心理的負担を考えて敢えて手のツボだけをお勧めします。 (もしもこの背中の「肺ゆ」などのツボも加えて本格的なツボ療法をご希望でしたら、電話帳などで探して鍼灸師に往診を依頼して下さい。出来れば鍼灸師に最初だけでも正しいツボを取って貰って下さい。) ご自分で行う場合ですが、薬局で「せんねん灸」の様なお灸具を買われてこのツボに行って下さい。「ツボ」というと「指圧」を思い浮かべられる方が多いのですが、指圧は大きな力(G)が骨格にまで加わるのでお母様のケースでは新たな損傷を誘発し易く危険です。又今の症状を治める事も難しいのです。 貴女に出来る手段はお灸しか有りません。お灸の場合はツボ一カ所に少なくとも三度はお灸を繰り返して下さい。一度すえた後、火の気が消えたところで燃えカスを取り除いて同じ場所に繰り返しすえます。 おそらくお灸を行った後しばらくは症状が楽になるはずです。 ご本人が熱さに耐えられればこれを1日に何度も繰り返して下さい。むしろ熱さよりも快感が有る場合も多いのです。 ガンの場合は一端症状が治まっても治りきらず必ず再び症状が現れます。再び症状が現れるまでの時間が短いほど重症(末期)と言う事になります。 (実は単なる「肩コリ」の鍼治療からでも短期間での症状の再来から早期ガンを発見することが有ります。普通は鍼でしっかり治した「肩こり」は簡単には再発しないものなのです。)
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