名前 = K 性別 = 男性 age = 40to49 メッセージ = はじめまして、浜北市のK と申します。 私の同級生の相談なのですが、直腸の部分に良性腫瘍ができて大学病院に入院していたのですが、外科的な切除手術をする方法しかその痛みをとる方法がないという結論でした。 しかしその切除による弊害としてさまざまな病気に感染する恐れが高くできれば東洋医学での沈痛が可能であれば、とりあえずそちらを選択したいという状況です。 現在のところ借り退院の状態で自宅で鍼灸治療院を地元で探している状態ですが、なかなか名医が発見できません。 しかし、毎日の痛みとの戦いは続いている様子で会話するのがやっとといった状態です。 友人として何とか沈痛方法を探してやりたいのですが、東洋医学はさっぱりの当方です、どうかよいアドバイスをお願い致します。 とにかく今ほしい治療方法としては、自宅でできる沈痛方法です。 彼がいうには、お風呂に入ってお尻を暖めると痛みが緩和するそうですが、それ以外の温熱では効果がないそうです、また、お酒をのんでもだめだそうです。 なにか簡単な沈痛方法はないものでしょうか? 大学病院の担当医は、悪性腫瘍ではないので痛みが収まりさえすれば切除する事はないのですが、沈痛の為に、飲み薬を継続するのはよろしくないというお話だそうです。 なんとか、漢方薬でも、体操でも構いませんので沈痛効果の出そうな方法はないものでしょうか?難しい質問かも知れませんが、どうかよろしくお願いいたします。 |
浜北市の K 様へ 確かに仰るとおり、解りにくいですね。 その「良性腫瘍」と「話をするのも苦しい」痛みとの関連性が、まず解り辛いですね。 例えば「良性腫瘍」と言うことは「生検」を大腸の内視鏡に拠って行われたのでしょうが、小さな腫瘍なら内視鏡で取れますよね。 内視鏡で取れない大きな腫瘍で大腸の通過障害を起こし、痛むのでしょうか? それなら、今後の新たな疾患を引き起こす可能性からも取り除くのが賢明でしょう。 それとも、腫瘍は直接関係無く「過敏性大腸炎」のような痛みでしょうか? どちらにしても、鍼灸医学的には痛んでいるお腹の部位や全身を実際に診察しないと確実に痛みを取るツボは決められないのですが...。 漢方薬では「芍薬甘草湯」(しゃくやくかんぞうとう)は、とにかくお腹の痛み止めですので頓服としてでも飲用されたら如何ですか。 実際にはご本人を診てみないと何とも言えませんが、一般的な「下腹部痛」のツボは腰のちょうど大腸の後ろに当たるところ、背骨の両サイドの「大腸兪」(だいちょうゆ)や「小腸兪」(しょうちょうゆ)手の三里、曲池(きょくち)などです。 もう少し上の方が痛いのでしたら「足の三里」ノツボも取ります。 「ツボ指圧棒」が薬局などで売っていますが、確実に痛みを取ろうとするなら、やはり、鍼(ハリ)を打つのが一番手っ取り早いですよ。 |
名前 = K 性別 = 男性 age = 40to49 メッセージ = こんにちは。浜北市のKです。 アドバイスメールをお送りくださり、誠にありがとうございました。 先生のアドバイスも参考にして友人の患者本人と話をした結果やはり、担当医に切除手術を依頼する事になりました。 やはり鎮痛方法を行っても一時的なものでしかなく、完治に至らないなら鎮痛剤に頼る他なくかえって好ましくない状況になるとの結論が出せたとの事でした。 いろいろご協力ありがとうございました。患者本人に代わりましてお礼申し上げます。 |
浜北市の K 様へ 手術で除去されることがやはり賢明なご判断かと存じます。 術後に何か機能的な不具合が生じましたら、東洋医学を又、見当されると良いと思います。 お大事にとお伝え下さい。 松岡鍼灸院 |
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