性別 = 女性 age = 30to39 メッセージ = 二年前早産にて緊急入院しました。帝王切開3日後、点滴が原因で肺のまわりに水がたまり、利尿剤にて水を出した夜に胸が痛くなりました。診断により異型狭心症と診断されました。 その時から肩、背中、腕、脇(全て左側)の張りや痛みがあります。 循環器科の先生は「心臓とは関係ない」と言っております。 東洋医学(鍼)からみて、どの様な症状でしょうか? |
こんにちは!ツボ探検隊の松岡です。 早速ですが、お書きになった症状は私の所に来られる患者さんに比較的よく遭遇する症状です。 私はこの様な愁訴をお聞きすると先ずその方の精神的な緊張、トラブルなどがどの程度有るかを調べさせて頂きます。 もちろん心臓の後ろ側の苦痛ですから、まず最初に心臓との関係を調べる事は大事なことですが、貴女の場合は循環器科の先生が何も無いと言われるのですから、ここでは一応心臓のことは除外視してお答えしています。 又現実に心臓疾患とは関係無く頻繁に現れる症状なのです。 実際に貴女の問題を起こしている身体の左側をチェックしてみないと断言は出来ないのですが、私の治療経験で言えば貴女の症状は精神的ストレス或いは神経過敏が影響している可能性がかなり高いと思われます。 例えば誰でも経験することですが、大勢の人前に出たり入学試験や就職試験を受ける時など興奮したり緊張すると心臓が悪くなくても心臓がドキドキと高鳴ります。 また大変に辛い事、悲しい事に遭遇すると胸(左)が押し潰されそうで息苦しくなったり重苦しく痛んだりします。 つまりこの様な心臓がリアクションを起こす(=反応する)「強い興奮」「悩み」「苦しみ」「心配事」などの「大きな心の変化」や「精神的苦痛」が繰り返し続くと心臓がドキドキ、ハラハラと「異常な動き」をその都度反復する訳ですから結局は「心臓」に「障害」が有るかの様な高負担が掛かる事になり、心臓の後ろが凝ったり、左背中が張ってきて心臓病と「同様」の変化が左半身(心臓の裏側)に起きてくるのです。 その事により鍼灸治療では精神神経疾患の治療にはどの様なケースでも心臓機能を整えるツボは必ず用います。
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