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> 名前 = Ｈ．Ｔ > 性別 = 男性 > age =２０to２９> > メッセージ = 私は小学生の頃からの近眼で、たまに針で視力が回復したという話を 聞いては、ぜひ試したいと思ったものです。 実際、視力は回復するでしょうか? 昔から針師に憧れるのですが、金の面から見ると難しいで すかね。 |
| Ｈ．Ｔ 様へ 多忙で返信が遅くなりどうもすみません。 かつて東京と大阪の２カ所の医療機関で鍼灸師として 働いていました時に近視の治療はよくやっていました。 だいたい平均で近視と色盲を合わせると一日１０人前後の方が通院されていまし たので トータルでおおよそ５千人以上の患者さんのチェックが出来ているつもりで すので症例報告数としては、ほぼ十分ではないでしょうか？ でその結果ですが、月並みな回答ですがやはり個人差が有るわけです。 私の経験では近視治療に関しては特に、視力０．０１の方が一番多くて、次が ０．１、つまり極端に度の進んだ方ばかりでしたので 良くなってもせいぜい０．２とか０，３位で 治療によって１．０以上になって眼鏡が不要になるという訳には行かなかったで すね。 もっと度が進まない時期に治療に入られると良い結果が望めたのにと残念に思い ましたが 真剣に悩むほど近視が進んでいる状態でないと 痛い鍼の治療を受けようと決心出来ないのでしょうね。 但し、０．５程度の視力が有る方だと１．０にまで戻った方は何人もおられました。 特に左目１．０、右目０．２などのように視力に左右差の大きい方は、 脊柱や背中の筋肉のバランスなどに歪みを持っている事が多く、たった１回の治 療で歪みが解消出来て左右差が無くなった方もおられました。 鍼治療では目の治療は基本的には遠視も近視も乱視も色盲も治療のツボはたいし て変わりません。 それに個々人の状態に応じた身体調整の為のツボをプラスします。 しかし近視の治療にはどうしても壁があって有る程度まで視力が良くなると、 そこからはもう良い変化が望めない事が多かったですね。 そういう意味でも０・１以上の視力の時に治療しないと 視力回復の実感は少ないかも知れません。 一番最初の治療では、目の左右２カ所、目の下２カ所、両手２カ所、両足２カ所 の合計８カ所です。 （普通は少し通電します。）さほど痛くはありませんよ。 これで数回やった後に２段階に進み、額、背中、頭のツボがプラスされて全身の 目に関係するツボを治療します。 以外に思われるでしょうが、 実は近視の治療よりも色盲の治療の方が断然効果が高いのですよ。 年齢は全然関係なくて確実に６割以上の方が１ヶ月以内に正常に色盲表（１２ 表、２４表の２種類あります）が読めるようになります。 もちろん針治療で染色体に変化は起こせませんから、 遺伝はそのまま継続されるでしょうが、その方に限っては色が正しく認識出来る ようになりますし、 その後数回の治療をプラスすれば戻っていませんね。 コロンブスの卵的治療と言いますか、 色盲なんて遺伝なのだから治るはずがないと 思って一般には治療をしないのですが、 以外や以外で正常な色覚を得ることは鍼治療をやってみるとたいして困難ではな いのです。 治療をしている当方がいつもビックリするのですが ２，３回の治療ですっかり正常に色盲表が読める方も珍しくないんですよ。 理系の大学に進学を希望する高校生や、 強度の色盲で交通信号の色が見えず免許の取得に差し支える方などが主な患者さ んです。 これもやはり効果に個人差がありますが、 ５０歳の方でも数回で正常な色覚を得られた方もいれば 小学生でもダメだったりします。 女子の色盲の場合は両親双方に色盲遺伝子があるからでしょうか 理由は判りませんがなかなか治らない方が多いですね。 鍼灸師に成るのは昔は費用も安く成れたのですが、 現在は資格の時代を反映してか鍼灸学校の授業料など高くて 大変お金が掛かります。 大学と専門学校で違いますが普通は、入学時に２００万から４００万必要ですね。 卒業まで３年ですから授業料に最低でもあと３００万は要るでしょう。 親に余程立派なスネがないとシンドイ話ですね。 |
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