| こんばんは！ 「タバコをやめられる耳のツボ」とのことですが、実はタバコを止める、禁煙の鍼治療に耳のツボを使います。 もっとも「耳のツボ」だけで禁煙出来るかどうかと問われますと「少なくとも」今現在の私の技術力では出来ないと言うしか有りません。 （私の周りでは禁煙治療を重点的に行っている鍼灸師が居るという話も聞かないので、実際に耳ツボだけでは不可能かどうか分かりませんが・・。） 数年前の話ですが、アメリカの公的機関から鍼治療に関するレポートが発表されました。それによると薬物中毒（麻薬中毒）の治療には鍼は効果が証明されたが禁煙に対しては効果が無かったとのことでした。 「あれれ？ いったいそれはどういうことなんだ？」既に患者さんの禁煙治療に成功していた私は「何だそりゃ？単に禁煙の鍼をしたアメリカの鍼灸師が力足らずだっただけじゃないのか？」・・・と当惑を禁じ得なかったのです。 禁煙の鍼治療は精神疾患の治療と薬物中毒の治療を合体させた形で進めますから難しい事は確かですが、しかし不可能では有りません。 私が禁煙治療に使ったツボは主に頭と両手両足、耳です。実際には他に身体に悪いところが有れば同時にそちらも治療をします。 （タバコにドクターストップが掛かってから来られるのでその様な次第になります。） 禁煙治療の方には朝９時の治療開始時間まで１本も吸わないで来院して貰うのですが、一日に６０本以上吸っていた人は来院時には既に異常に口が渇いたり、イライラして目が血走ったり呼吸困難もどきでプチ極限状態に陥っているのです。 それらの身体的症状は身体のツボを使った鍼でまもなく治まりますが、その次には精神的飢餓感が強く出てきます。 こちらの治療がやはり厄介で、これには「頭」や「耳のツボ」も加えます。このメールに禁煙に使う耳のツボ画像を添付していますから、よく見て下さい。 臨床では耳鍼用の小さな鍼を使うのですが、ご自分で行う時は爪楊枝の先などで繰り返し刺激する方法があります。 小さな突起物、例えばアルミホイルを２㎜程度に丸めたものをテープで貼っても良いです。
四六時中吸っている「空気」の成分自体がどんどん悪くなっている時代では体内を更に汚染する喫煙は大気汚染が少なかった昔に比べて遥かにリスクの高い嗜好品に成ってきています。 喫煙経験の無い私が言うのも何ですが、「禁煙」だけは達成まで根気よく（？）繰り返し挑戦して頂きたいです。 |
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