名前 = F・R 性別 = 女性 age = 20to29 メッセージ = > はじめまして。今年から看護研究をはじめないといけません。そこで、テーマとして上がっているのが『便秘に対するつぼ押し』です。しかし、一般のつぼ押しをしても 研究 になりません。そこで考えているのが、手術患者に行うつぼ押しです。私が勤めて いる 科は、婦人科です。開腹になると、腹部に創部があるため腹部のつぼ押しをすると、創部に対する負担が大きいのではないかと考えています。そこで質問なんですが、まず、手術直後の患者につぼ押しをしていいのか、また、実施していいのなら腹部でも問> 題ないのか、腹部がだめならどこのつぼが効果的なのかを知りたいと思ってます。 よろしくお願いします。 |
F・R様へ こんにちは! ツボ探検隊の松岡です。 早速ですが、術後の便秘は一般的な便秘症とは違い、テクニカルなものですから普通の便秘のツボからは多少は変える必要がありますね。 患者さんも開腹した部分にはナーバスになっていますから、まず腹部や腰にはやはり触れない方が良いでしょう。 便秘の「手足のツボ」といえば基本的には「支溝」(しこう)「照海」(しょうかい)が有名ですが、手術時の麻酔による後遺症でしばらくはどうしても胃腸の動きが悪いので、まず胃腸全体を動かすツボも選択します。 胃経の足の三里(あしのさんり)が適当でしょう。 婦人科疾患のツボでもある「血海」(けっかい)「三陰交」(さんいんこう)もプラスします。 これらのツボは婦人科疾患全般の特効ツボで、血行を良くして術後の回復も助けるツボです。 貧血が有れば「曲池」を加えます。 患者さんの手術による精神的ショックが大きく落ち込み気味で有れば「太衝」(たいしょう)或いは少し前方の「行間」(ぎょうかん)も加えます。 刺激順は手が先で足が後です。指圧ならばゆっくりじわっと押します。 グッと応える反応が有れば、そのポイントを押したままで1~2分停止。 最近他のご質問者によくお勧めしています、ホイル玉を貼るのもグッドです。ただしこの場合は「ツボ探し」を丁寧に「一つ一つのツボ反応」を確認しマーキングの後に貼ります。
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