> 性別 = 女性 > age = 30to39 > メッセージ = > 肩こりに効くよ、という友人からの紹介で鍼治療を始めました。週1回のペースで、5回を終えました。> 先生は、「あたしの鍼はキツイよ」とおっしゃり、毎回緊張と痛みに耐えながら通ってきました。なんと なく、良くなったのかな~…。という印象ですが、先日いつもとは違う先生が施術してくださり、初めて> 「なんか気持ちよ~くなって、良くなった」様な気持ちになり、自分には、今回の先生が合っている様に> 思ったのでした。終わってから、先生が「首に出血しているので、あおく内出血になるだろうけれど、悪いものが外に出たので、治療効果がある」様な説明をしてくれました。 帰宅して、首を見てびっくり!縦3㎝横4㎝大の内出血が、両サイドに1つずつ!5日経った今でも、片方は3㎝×5㎝に広がり、くっき りと。(もう片方は少し小さくなったのですが)…もうやめた方が良い?と悩んでいます。主人には、鍼 は自分には合わないのでは?と言われます。 いくら気持ち良くても、こんなに目立つ内出血を繰り返すなら、やめた方が良いのかしら?と悩みます。これまでの先生では、ほんの小さな内出血は時々ありました が、こんなにひどいのは初めてです。 痛みと緊張の先生(これまでの先生)は、私とは合わない様に感じ ていましたが、合う!と感じた先生で、こんなことになり、困惑しています。 |
ツボ探検隊の松岡です。
ご質問を拝見して、何ともさて、困ってしまいました。う~ん、滅多にね、無いことなんですよね。毎回、緊張と痛みに耐えながらの鍼治療とか、大きな内出血を両サイドに受ける鍼とかね。正直、中国鍼なら良くあるのですが、日本の鍼ではどちらも本当に珍しい風景なので、どう解釈して良いやら、困りものです。 先ず第一に「困ってしまう」ことは既に5回も緊張と痛みに耐えながらの鍼を受けているのに、> なんとなく、良くなったのかな~…。 ・・・・とお書きになっている程度しか効果が出ていないことです。 これだけの痛みと緊張のリスクを負って受けた治療ならば、もっと過激に治ってしまってくれないとハイリスク、ローリターンでコストパフォーマンスの低い、つまり受けるだけの価値のない治療と言うことに成ってしまいます。 鍼を刺す痛みに対する不安や恐怖、自由診療費用も含めて鍼治療のリスクは全て副作用が無く、速やかに回復することを前提とした「対価」ですから、改善が明らかでないのならば選択すべきではなかったという事になります。 もっと優しい痛くない鍼で「肩こり」を治す鍼灸院はいくらも有るはずですから、別の方にも聞いて他を当たってみるのはどうしょうか? 内出血は個人差があって、確かに血管が弱く起こしやすい人がいますし、またその様な方は内出血の跡も消えにくいのですが、しかし長くとも一ヶ月も消えないことはないのでご心配は要りません。 もしも又異様に鍼が痛いときは黙っていないで、しっかりと状態や苦痛を訴えて下さい。その方が治療を行う鍼灸師も有り難いはずです。とかく医療における遠慮はお互いにプラスになりません。 また一方で、鍼灸治療の特徴として鍼を打つ先生と患者さんが気分的違和感が無く、「気」が合うというか上下関係ではなく、お友達のように精神的にも仲良くなれる関係(内面的な信頼関係)が生じてくることが大事です。 中国にも日本にも数え切れない程の鍼灸治療施設が有るはずですが、この事に関しては中国も日本も基本的に同じらしく、中国のどの鍼灸医も治療スタンスは違っても同じ意味の事を言っています。この点でも西洋医学治療とは全く違うので不思議ですね。 その意味でも鍼を打つ先生と仲の良いお友達になれそうだと感じられそうな所に通うのが一番良いと思います。少なくとも鍼灸に関しては「そこに行きたくない」と感じるような治療施設に通うべきではないと言うことになりますね。 |
ツボ探検隊の表紙に戻る |