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> 名前 = ひま > 性別 = 女性 > age = 40to49 > メッセージ = >> 先生、初めまして。> 数年前より臭いを感じなくなり、耳鼻科にてビタミンＢの注射による神経への刺激とステロイド> 剤の点鼻治療を行ってます。元々、アレルギー性鼻炎より副鼻腔炎→蓄膿症、鼻茸（右のみ）を> 繰り返し気が付いたら臭いを感じなくなってました。また、先天性緑内障が３０代はじめで再発> というか悪化し、その頃より臭いのほうも感じにくくなったように思います。最近では耳鼻科で> の治療を受けても改善されません。このような状態でもツボ療法で改善されるでしょうか？> どうか、宜しくお願い致します。 |
| こんにちは！ ツボ探検隊です。 多忙で返信が遅れて失礼いたしました。 さて御質問の臭いを感じにくい症状ですが、じっくりと継続的に適切な鍼灸治療に通われると必ず治ると思われます。むしろもっと早く治療を受けられるべきでしたね。 注射やステロイドの点鼻薬等々の対症療法（病気が起こった起源を治す治療方法ではない）は急性期ならばそれなりに効を奏しても、治る時期を逸してまでもその病気の本質に迫らない（対症）治療を継続すると体質、体力（免疫力）をいたずらに弱体化させてしまいす。 この為に病気の本質を深層に追いやり、身体は病いの迷路に迷い込んだままトンネルから抜け出せません。 そのまま継続すると、どんどん薬を飲まないといけない症状が増えて行くばかりで、何の薬も必要としない健康体への回復の展望が一向に見えてきませんよ。 ここは一念発起で、他力（注射や薬）に頼らず自分の力で治すのだと決心する必要がありますね。 取り敢えずツボ使った鍼灸治療は体内に何も異物を加えません。鍼を刺したり灸で身体を温めたりして、生命が自ら持っている自己修復力の衰えを蘇らせる治療法です。 「ツボ」とはこの修復力を効率よく促す身体のポイントと思って下さい。 （しかし貴方の症状では素人が出来るレベルの固定化化したツボ療法では治らないので本格的な鍼灸診断と治療を受けて下さい。） 「自己修復力」とは人間の生命体としてのグランド・デザイン（身体の元来有るべき姿、形）に自ら戻そうとするエネルギーです。これによって病んで変化した身体も本来は医療に頼らなくても発症期に適切な処置（安静、休養、静養、栄養等々）を取れば徐々に元に戻るはずなのです。しかし医学の進歩に伴って誰もが回復を急ぐ余り、返って「じっと寝ていなさい」とのアドバイスは歓迎されず、昔なら治る病気も治り難い時代に成ってきています。（当然ながら病気の種類にも拠りますが・・。） もちろん、貴方の症状も鍼灸に限らず他の代替療法やヨガなどでも改善は可能でしょうが、おそらく効果を見るのは鍼灸が一番早いのではないでしょうか。 但し貴方の治療は単なる耳鼻科疾患では無く、全身のアンバランスを正さないと治らない全身疾患ですから、中医学鍼灸をしっかり学んだ鍼灸師、或いは本格的な経絡治療を行う、腕の良い鍼灸師の診察を受けて下さい。 最初に起きたボタンの掛け違いを見付けて、正しく掛け直すまでには時間は相当掛かると思いますが、薬物治療と違って内臓機能を弱めて体力を損なう、免疫力の低下などの副作用の心配は不要です。季節を巡る毎に徐々に薄紙を剥がす様な感じで良く成られると思います。 |