名前 = あやこ 性別 = 女性 age = 2to29 メッセージ = こんにちは。7ヶ月になる男の子のことで相談します。私の母は昔から東洋医学を学び実践してきた人です。私も独学ですがいろいろ勉強しています。 冷えは天敵ということで赤ちゃんには必ず靴下をはかせようとしていますが、ハイハイするようになった息子はとても動きにくそうですし、裸足の方が足の裏にいっぱい刺激を受けて脳の働きに良いと聞き私はあたたかい家の中では裸足で過ごさせています。 今通っている保育園も薄着裸足教育です。 私も下半身の冷えはよくないと考えていますが、赤ちゃんの場合はどうなのでしょうか。 アドバイスお願いします。 |
あやこ様へ 赤ちゃんの健康についての留意点は大人とは又違ってきますね。中国医学的にいうと赤ちゃんは「陽」の固まりと考えられており、逆に老人は「陰」の固まりと成ります。 ですから本来の赤ちゃんは新陳代謝も激しく、つまり身体の中に熱分が多くて大人のようには「冷え症」はいないはずなのです。「子供は風の子」という由縁ですね。 もちろんこれは全て「健康な赤ちゃん」の話ですよ。生まれつき病気がちな赤ちゃんでは状態により一概には言えませんが・・。 それと、もう1つ肝心なことはどのような気候風土に住む赤ちゃんであるかでしょう。体温と気温との差が余りに大きいと、健康な赤ちゃんでもそれなりのケアが必要という事になります。赤ちゃんは大人に比べると皮膚の温度調節機能(体表面の皮膚を縮めたり緩めたり、汗腺を調節したりする)は未発達ですからね。比較的温暖な関西地方と北海道、東北地方では対応の仕方が違うはずです。広い中国大陸で赤ちゃんの扱い方がずいぶん違うのと同じですね。 しかし過保護にして余りに暖かい環境にばかりいると毛穴を微妙に開閉する等の上記の皮膚の温度調節機能が発達せず反って「風邪の引きやすい子供」になる可能性もあります。 つまり皮膚にはある程度の鍛錬も必要なんですね。ですから「健康な赤ちゃん」ならば、 極端な寒さや暑さの季節以外は薄着で良いはずですよ。 逆に老人の場合は出来るだけ冷やさない方が良いですね。新陳代謝の衰えで「陰」成分の多い老人は「陽」成分の「熱」を与えるほうが陰陽のバランスも取れて、より健康的であるとされています。つまり食事も飲み物も暖かい物を食すようにするのです。これはどの気候、地域の老人も基本的には同じです。 |
ツボ探検隊の表紙に戻る |