>性別 = 男性 >age =20to29 > メッセージ > こんにちわ。 > 5年ほど前から急に吐き気がおこる様になり、現在も心療内科で治療中ですが、あまりよくなりせん。大きな声を出したり(カラオケなど)や食事をしようとすると強く吐き気が出ます。内> 科的には異常はないらしく、大変つらいです。鍼灸院などでこういう症状は改善できるものなんでしょうか? > |
こんにちは、ツボ探検隊です。 早速ですが、適切な鍼灸治療によって貴方の症状は取れると思いますね。 詳細は直接に貴方を診断しないと決められ無いのですが、取り敢えずメールから想定させて頂きますと、貴方の症状は中国医学的には「胃滞気逆証」或いは「肝気鬱滞証」と呼ばれる、下がるべき「気」が逆に上昇する症状ではないでしょうか。いわゆる「みぞおち」の辺りに気体エネルギー(中国医学的に言う「気」) の鬱帯(バリア)が出来ている症状です。この為に横隔膜が上下する、ちょっとしたことで直ぐに吐き気(「気」の突き上げ、逆上)が起きます。 ※ 「嘔吐」の「嘔」は実物(?)を吐かないで「気」を吐くだけの意味で、「嘔吐」の「吐」とは実物を吐く吐くものを言います。 貴方の場合は正しく「嘔」の症状です。 また「肝気鬱滞証」は体質的(遺伝的)にツボの本場の中国人には少なく日本人に非常に多い症状です。「気」がブロックされスムーズに全身を巡回しないと「気が晴れない」と表現されるような「うっとおしい気分」が起こりやすいのです。長引きますと「気」も小さく些細なきっかけで気分が落ち込みやすい、精神状態が不安定な人、これと言った大きな根拠もなく何となく「不安」な気分で暮らしている人に成ってしまいます。 「気の安定」が容易に得られない訳ですから、ちょっとした変化でも「不安」な心理状態(気の不安定状態)が立ち上がって来るのです。 ですから鍼灸ではこの「胃」や「肝臓」の有る「みぞおち」辺りに出来ているバリアを触診脈診で発見し、全身のツボを使ってこのバリアを外す(消す)治療を行います。治療後にバリア(普通はちょっとした「コリ」や「もやっとした皮膚触感」と成って感知できます)が消えていたら、胸から下腹の間に大きな道路が開通したみたいに気分がすっきりして、もう「吐き気」は起こりませんよ。その上で頭のツボも取って、気の不安定が起因して連動変化を起こしているはずの脳の血行の改善を狙います。 肝腎の治療ですが、接骨主体の接骨鍼灸院、あんまやマッサージ主体の鍼治療院ではこの様なタイプの症状を治める治療は行えないと思いますので、電話などで脈診主体の中国医学的診断(四診)で診察と治療を行う鍼灸専門院を探して治療を受けてみて下さい。 |