Ｍ．Ｋ 様へ どうも返事が遅くなってしまってすみません。 ごうこく（合谷）を押さえると痛むのは、まあ、普通です。 程度の差はありますが、痛まない人は多分、十人に一人位ではないでしょうか？ どこが悪いと痛むのかは、これは広い範囲の可能性を含んでいて、限定するのは困難なツボです。 しかし強いて言えば、主に上半身の何らかの不具合を表現しています。 上半身の中では消化器、呼吸器、頭部（首のこり、ノド、歯や目のトラブル、頭痛を引き起こす原因となるトラブルなど）を主に治療するツボですが、直接的にも、手の中でも最も重要な動きをする親指と人差し指の間のツボですから、長く手を使う作業（力仕事から文筆業まで）もこの部分に負担がかかり押すと痛みます。 ですから手や腕のトラブルの治療も合谷を使います。 中国などではこの「合谷」と足の同じ条件にあるツボ「太衝」（たいしょう）＝足の親指と人差し指（？）の間を辿って止まる（両方の骨が合体する部分）のツボ＝を併せて両手両足で４カ所ですので「四関」（しかん）と言って、治癒力の行き詰まった身体の関所を破り、突き動かすツボとして、慢性病の患者さんなどに使われています。 「合谷」はそれだけ幅広い症状に効く重要なツボなのですよ。 合谷と太衝の画像を添付しますね。 ヒマな時はこれらのツボを押してみて、ヒーッ！なんて痛がって遊んでみて下さい。（笑） 思いもかけない何処かが元気に成るかも知れません。（^.^） 松岡佳余子   |