下痢が止まらない 
> 名前 = ◎◎
> 性別 = 男性
> age = 30to39
> メッセージ =
> 私は学生時代にヒザを痛めてしまい治りにくくて困っていた時、近所の鍼灸院に
> 通って治してもらって以来、鍼灸の大ファンになってしまいました。以来かかりつけの鍼灸院を持ってます。
さてもともと私は胃腸が弱く、よく朝下痢に悩まされてます。このところは鍼灸院に定期的に通ったり、食生活に気をつけていたのでほとんど無かったのですが今週の日曜に 「うどんすき」を食べ過ぎて月曜の朝に思いっきり下痢でした。以後刺激物は控えているのですが昨日・今日と毎朝特急が走ります。昨日の夜は自分でお灸(へそとその上下左右 四点)して みたのですが今朝も特急が走って会社に遅刻でした。この場合はどうすればいいのでしょうか?


こんにちは! ツボ探の松岡です。
えっと下痢止めですが、梁丘(りょうきゅう)と足の三里にお灸をして下さい。
ツボの取り方ですが、これが実は非常に難しいのでじっくり探ります。まず「ココかな?」と思わしき場所を押してみて下さい。
下痢がある場合はこれらのツボは必ずヒドく痛むはずです。
この際は痛くもかゆくもない所はツボではないのです。
ツボはちょっとした凹みが有るのが普通です。凹みを確認して下さい。
両足の膝の真ん中よりも外側の上(梁丘)、下(足の三里)にあります。
画像はこちらの都合で立った姿でツボの位置を示していますが、実際は立て膝で座って(体育会座り)ツボを取り、取った同じ姿勢のままでお灸をして下さい。
ツボを取った姿勢と違う姿勢ですえるとツボの皮膚内部の位置が変わってしまいます
のでご注意下さい。(あくまで皮にすえている訳ではないので。)
これらのツボは「胃経」と言って刺激が胃の中にリンクされているルート上にありま す。

●梁丘(りょうきゅう):
 膝蓋骨外側、上縁の上約4~5センチの所。押してみて痛みの確認が絶対に必要。

●足の三里(あしのさんり):
むこうずねの骨の外側を膝から3寸(約5~6セン> チ)下がった所
◆お灸の据え方。
お灸の跡の皮膚がほんのり赤みを帯びている=血液が集まっている証拠=状態が確認できるまですえて下さい。
一回でそうなる場合もありますし、症状が酷い場合は数回同じツボに繰り返し すえる必要があります。せんねん灸の場合は普通は問題有りませんが、ご自分でもぐさを 捻ってすえる場合は硬くもぐさを固めないでふわっと小さく(幅約2ミリから3ミ リ、高さ1センチ以下)ひねってもぐさ玉を作ってすえて下さい。

お灸を大きくすると跡が残ります。時にはそこが痒くなって掻いたりして雑菌感染するケースも素人さんが行う場合は多々有って大変ですから気を付けて下さい。 では頑張って下さい。
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>ツボ探検隊の松岡です。

書き忘れたことがあってもう一度、その点を書いて送ります。
先の二つのツボはお灸をしなくても、家庭用アルミホイルを4センチ角程度に切って小さく丸めます。すると直径3ミリ程度の丸いアルミ玉になります。
これをツボにセロテープ、透明ガムテープなどで貼るとよく効きます。
会社などではズボンの下で見えませんから、ずっと貼ったままで置いておくと効果大です。
これはお灸よりも簡単で長時間そのままに出来るので効果が高いのです。
貴方が前日にお灸をすえたと書かれていたので、お灸の下痢止め方法を書いてしまいましたが、何処でも出来る点で是非こちらの方をお勧めします。
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                                                          05.2,19


> 名前 =
> 性別 = 男性
> age = 30to39
> メッセージ
 >松岡様
先日「朝下痢が止まらない」という問い合わせをしたものです。教えていただいた通り、アルミ箔を丸めてまる1日指示された場所に貼ったところ完全に止まりました。以後「朝下痢」は今日時点でまったくありません。「足の三里」は疲労回復にはいいというのは知っていましたが「下痢止め」になるとは知りませんでした。ありがとうごさいました。



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