> 性別 = 男性 > age = 30 > メッセージ = > 私は2004年、11月に潰瘍性大腸と診断され3週間ほど入院していました。そして退院後はペンタサ>という薬を1日に6錠飲んでおります。しかしこの薬では症状を抑えるだけで、決して治る事は無いと 聞きました。治らないのに医者に行ってもしょうがないので、色々な治療法を探していたのですが、 先生のホームページが1番、説得力があると思い質問させてもらいます。 > 潰瘍性大腸炎などの難病でも治癒に導く事ができるのでしょうか?又、どんなツボを刺激するのでしょうか?教えて下さい。爪もみとか呼吸法もやっているのですが、あまり効果がありません。よろしくお願いします。 |
ツボ探検隊の松岡です。
早速ですが潰瘍性大腸炎は鍼灸の適応症です。 この疾患に対する鍼灸治療効果の具体的なデータは日本には有りませんので、手許の中国国内病院(1998年)でのデータを転載します。 ●慢性潰瘍性大腸炎:鍼灸有効率 症例1678例中 ①完全治癒 1312例(約78%) ②顕著な効果有り 247例(約15%) ③僅かに効果有り 73例(約 4%) ④全く効果無し 41例(約 3%) 完全治癒だけでも78%、著効も入れると93%の高い有効率です。 中国では総合病院なら何処も鍼灸科だけでも何診(7、8診はざらです)も有って、それぞれ眼科、内科、皮膚科、精神科とか鍼灸医の得意科目別に別れている病院が多いのです。 当然ながら注射や薬の治療と同じ様に普通に健康保険が使えるのでどの様な疾患でも症例が多く集まり検証し易いのです。 いかんせん日本の現実はご存じ如くで、信頼できる有効率のデータも残念ながら中国からの借り物ばかりと相成ってしまいます。 さて肝腎の治療ですが、本格的な鍼灸治療を行う必要があります。先ず「四診」(望、聞 問 切)により貴方の現状(病状)を把握し、疾患を発生させるに至った身体上の問題点を絞り込みます。 (特に切診~脈診により大勢を判断します。) その診断により、貴方の身体環境を突き動かして、現状の問題点を打破するための貴方だけの潰瘍性大腸炎のツボが選択されます。 その選択されたツボを状態に応じた適切な方法(鍼や灸、吸玉など)で刺激する事が治療と云うことに成ります。 ご参考までに、 多くの潰瘍性大腸炎の患者さんに用いられているツボを紹介します。(実際には診断により幾つかのパターンに分けて用いられます。) 主穴:中かん 関元or気海 天枢 大腸兪、長強(尾てい骨の下) 配穴:足三里 上巨虚 三陰交 太けい、太衝 公孫 胃兪、脾兪、腎兪、神けつ(へぞの中)、曲池等々 それらに阿是穴(貴方の体に現れている反応点)が加わります。 「ツボ」は元来、全て鍼灸治療のために発見されたものですから、指圧などで「押して」効果が有るツボは限られています。もしも治療を望まれる際は鍼灸専門院の門をたたいて下さい。 |
ツボ探検隊の表紙に戻る |