性別 = 女性 age = 30to39 メッセージ = > ためになるページをありがとうございます。 > 今日は、ちょっと気になることがあって相談させてもらいます。 > 足の甲の3の指と4の指の間の骨のくぼみにそって、2センチぐらい下がったあたりが、妙に痛 いんですけど、なんていうツボなんでしょう。 > いろいろ本をみたのですが、のってないので、不安になりました。 > もし、お時間があるようでしたら、よろしくお願いします。 |
MAYUMI様へ どうもすみません。返信がずいぶん遅くなってしまいまました。ツボ探の松岡です。 確かに足の3と4の指間には公式(?)のツボは無いんですよね。私もよく知らなくて、でも確か※「奇穴」(きけつ)一覧で見た記憶があったので改めて調べてみました。 そうすると有りましたね。「旁谷」(ぼうこく)と言う名のツボが有りました。おそらく相当の「ツボ・フェチ」(そんな人がいたとして・・・)でも知らないでしょう。 「奇穴」も昔から結構たくさん見付けられているのですが、「旁谷」は「奇穴」の中でも新参者ですから鍼灸師でも知らなくて当然ってツボです。このツボ自体は特に内臓の状態を表していると言う訳ではなく、貴女の場合もおそらく歩行時の足バランスの不具合とかその辺りの静脈の鬱血などなどその部分(局部)に限定して起こっている歪みによる痛みの可能性が高いと思います。 ですから余りご心配なさらないで、足馴染みの良くない靴を履いていないかとか日常行動を見直してみて下さい。 それでこの「旁谷」(ぼうこく)のツボの使い道ですが、小児麻痺後遺症、脳卒中後遺症、脳性麻痺などによる歩行困難症状の改善に用いると有ります。 私も特にその部位に痛みを訴える患者さん(貴女のように)には「阿是穴」(あぜけつ)=本人が痛みなどを訴える点=としてツボの名前は覚えてなくとも鍼は打っておりました。その意味で貴女の場合も先ず第1に歩行時に何らかの問題が有ったのではないかと考えたのです。「奇穴」(きけつ)ってのは以外なほど良く効くツボが多いので、痛みが有るのですからその部分に十分なケアをして下さい。 簡単な方法としてはアルミ箔を小さく3ミリ程度に丸めてセロテープで痛む部分に丸1日は貼って下さい。先ず行動を見直して何も問題が無いならば、これを数日続けてみて下さい。 ※「奇穴」(きけつ)とは: 分かりやすく言うと、何の脈絡もなく特定の症状に効果を持つツボ。つまり理屈(理論)を越えて、万策尽きた時に思いつきで刺激してみたら意外と効いたってツボですね。後に第三者が追試してみて効果の再現が可能な場合は「奇穴」として命名される事になります。 私の知る限り最も利用され最も大きな効果を持つ奇穴は「印堂」ではないでしょうか。実は私も毎日使っています。「心の病」の治療には欠かせないツボで、ココに鼻筋と平衡にタテに鍼を2センチ程度差し入れる(皮下をくぐらせる感じ)と憂鬱な眉間の重さが取れて目の前がぱっと明るくなります。つまり頭を覆っていた重いカーテンがさっと両サイドに開かれて、沈鬱な気が晴れるツボですね。
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性別 = 女性 age = 30to39 メッセージ = > お返事ありがとうございます。じつはちょっとびっくりしています。といいますのも、私は、16歳のころに、ひざの手術をしていらい、体のバランスがうまくとれないのです。先生のご指摘のとお> り、私の足の3と4の指間の痛みは、このバランスの悪さが原因だと思います。たしか、術後に(今、思い出しました)、それとなく3と4の指間の痛みを医者にもいったのですが、神経痛と いわれてオシマイでした。 > 安易に切ってしまった私が馬鹿だったので、医者を責めるわけにはまいりません。 > ただ、私が実感しますに、体(私の場合は骨格ですね)ってのは、悪い個所だけ切ったり張ったりしても、うまくはいかないものなんですね。もちろん、緊急の場合は、 西洋のやり方でないと、どうにもならないことがあるのはしっています。ただ、そう いった場合にしても、なんでそこまでほっていたんだろう、という患者さんもいるわ けですしね。 先生がおっしゃったとおり、アルミ箔を使った方法で、様子をみることにしてみま す。 本当にありがとうございました。 > まゆみ |
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