名前 = R.K 性別 = 女性 age = 40to49 メッセージ = はじめまして。楽しく拝見しました。目下の私の悩みは、膀胱炎を繰り返すことです。冷え性の体質で、足・腰が冷えます。軽いのですが痔もあります。水分をよく採るようにはしていますが、尿として排出されにくいような感じで、本来ならば冬は結婚指輪がユルユルになるのですが、この冬はきついままで、いくらかむくみがあるのかなという感じです。鍼灸治療は向きますでしょうか?向くとすれば、何度ぐらいの治療で改善しますか? どんなツボを使うのでしょうか?鍼灸治療はまだトライしたことがないので羞恥心もあるのですが、その辺りは特に女性の皆さんどうクリアしているのでしょうか? いろいろ申し訳ありませんが、ご回答お願いします。 |
こんにちは!ツボ探検隊です。 まさしく鍼灸治療の適応症と思われます。と言いますか、現代医学ではこれと云った治療方法の無い、今のところ東洋医学こそが適応する症状でしょうね。 先ず第一に現代西洋医学の治療薬(新薬)研究はアメリカを中心とする欧米諸国ですが、その研究現場の国々で貴女のような冷え性に起因する症状を呈する人はほとんどいないのです。つまりニーズがほとんど有りませんから、その様な研究と治療方法が発見されないのでしょう。 例えば近年もっともその治療薬の進歩が著しい「心臓疾患」は欧米人の死因のトップです。ニーズが大きい順番に開発研究が盛んになるのは仕方の無いことでしょう。 貴女の場合は先ず血液の循環に問題がある「冷える」体質ですから、先ず第一に血行を促す治療を行わないといけませんね。そして首のコリ、肩こりが強い場合、汗の出方、生理不順、生理痛が強い場合など同じ冷え性でも治療のツボはかなり違いますので熟練した鍼灸治療専門の鍼灸師に診て頂かないと難しいと思いますが、適切な治療を受けられればすっきり治るはずです。 膀胱炎を繰り返すことについてですが、下腹に強い冷え(血行不順~免疫力不足)があるのでしょう。今現在膀胱炎の症状がお有りならば、取り敢えずご自分で出来る所にある以下のツボをお試し下さい。 ツボは二種類有ります。一つは昔から有る中国で発見された足にある膀胱のツボでもう一つは韓国で発見された手のひらにある膀胱のツボです。 (鍼灸師が膀胱炎に使うツボは腰や下腹部にありますが、ご自分では出来ません。) 足のツボは「せんねん灸」的なお灸(スーパーか薬局で同タイプの一番安い物を買って下さい。) をすえて下さい。 手のツボは一番痛む点を見付けてそこを強く刺激します。余り熱くない軽いタイプのせんねん灸も良いです。
次の「羞恥心」に関しての御質問ですが、苦しい症状を治すのですから患者さんも多少の事は覚悟しておられると思いますが、鍼治療は決して裸に成ったりする訳ではなく、鍼を打つ部位だけの皮膚を出して下さればよいのです。 当院では長いストッキングは脱いで貰ってますが、下着は当然ながらズボンやスカートも余程のことがない限り脱いで頂くことはありません。セーターなどの特に分厚い上着は脱いで頂いていますが、肌着を脱いで頂くことは絶対に全くありません。それに治療中はタオルケットを使って鍼を打つ必要の無い所を全て覆っています。これは治療中の冷えを予防する意味もあってそうしています。 但し以上は私の治療院での治療スタイルで、全ての鍼灸院に当てはまるかどうかは定かではありませんが、少なくとも肌着まで脱がして治療を行う者が居たとしたらかなり無神経な治療師で、セクハラの匂いも感じます。 (その意味でも治療中の患者さんの衣服に関するガイドラインの必要を感じています) 中国ではオーバーコート以外は絶対と言って良いくらい衣服は脱がないで治療を行っていますね。 これは西洋医学の病院に掛かっても同じ様です。日本滞在中に急病で日本の病院に駆けつけた中国人の話ですが、日本の内科医が聴診器を当てる時に上着を脱いで下さいと言った事に非常にショックを受けたそうです。 中国では診察中も衣類を脱がないのが常識だそうです。鍼灸治療も一切の服を脱がず、鍼灸医も衣類の隙間を縫って鍼を打ってます。内科医も同じく服の隙間から聴診器を当てています。これはあくまで想像ですが、日本の方が中国よりも医師の社会的地位がずっと上回っていますから、患者さんの方が医師に対して「診て頂く」とへりくだっている結果かも知れません。 |
> 松岡様
> > 御無沙汰しております。先だっては丁寧なご回答ありがとうございました。ふと思い立ってメールを開いてみたのですが、あれから4ヵ月経つんですね。最後に膀胱炎になったのが3月のはじめですので、かれこれ3ケ月以上病院へ行っていないことになります。 > メールをいただいてからは、教えていただいたツボにお灸をしたり、刺激をしたりで、 > ボチボチながらやってきたわけですが、それまでは、月1回は病院へ行っていたのが、 > もう3ヶ月も行っていないのですから、わっ、すごいっ、の一言です。ありがとうございました。 > |
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