顔面神経麻痺
ベル麻痺の治療です。中国では日本に比べてこの疾患がとても多い様に感じます。学齢期前の子供の患者さんも何度か見かけました。ひょっとしたら日本でも多いが真っ先に病院に通われるので我々の所(鍼灸院)へに来られる方が少ないだけなのでしょうか? まあ中国ではこの疾患に罹ると一刻を争うかの如く鍼灸治療を受けに来ますから、日本と事情は相当違う事は確かです。 「一刻を争うかの如く」鍼灸治療に来るのは何と行っても顔面ですから素早く治し「後遺症」を全く残さない様にするためです。もっとも早く治療を開始しても下手な鍼灸医に掛かると治るまでに時間も掛かり後遺症が残りますから、当然ながら上手い医師を選んで掛かります。 我々が訪れた日はどの患者さんももう既にほとんど治っている状態の方ばかりでした。候教授の技術は本物だと言うことでしょう。
この方ももう殆ど治っている状態だそうです。目の横:太陽(たいよう)と地倉(ちそう)に通電しています。この疾患は特に通電治療が効果的です。 別の方ですが、同じ二つのツボに通電しています。
この女性はまだ治療途中で鍼数も可成り多い目です。 鍼先の方向をよく見て下さい。ツボは地倉、顴りょう、迎香(げいこう)、太陽、下関(げかん)の様です。この方の場合は太陽だけに通電しています。
同時に顔面と同じ胃経の足三里に通電しています。 
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