北京大学は日本でいえば東京大学に当たります。
第六医院は北京大学医学部の精神科専門病院であり、同時に中国政府(衛生局=日本で言えば厚生省)直轄の国家精神衛生研究所です。国内外で著名な精神医学の教授を多く従え精神科治療薬の開発、及び治療研究、治療実験等々様々な点で中国における最先端の精神科治療施設です。又専門家のみならず患者さんを含めた多くの方々が参加できる素晴らしい精神科分野のウェブサイトを運営しています。(中国語簡体語フォントで見てください。簡体語フォントの無い方はヤフーからダウンロード案内も出ています) 「西洋医学と中国医学の両方から選択した治療薬と電気鍼治療を加えた”うつ病治療”を”治癒率研究データ”を取るために無料で行う」とのお知らせが掲載されています。下記の趙学英医師が電気鍼治療を担当するようです。もしもご希望なら当方へご連絡ください。又日本で大変な社会問題ともなっている「引きこもり」も最近では中国でも見られるようになり「引きこもり専門外来」も出来て「引きこもり治療の専門医師」もおられるそうです。 日本でもまだまだ珍しいのではないかと思いますが「小児精神科」が有り小児精神科入院病棟も有りました。


 
第六医院 第六医院の心の病いウェブサイト。 詳細が分かる大きな画像はこちらへアップしています。~工事中

国家薬品臨床研究基地、衛生部精神衛生学重点実験室の表示看板が玄関口に掲げられています。 玄関を入るとこの様な精神科医師の専門分野が書かれた一覧表があります。初めて来院した患者さんはこの表を見て自分の症状の専門医を見つけ指名して受診します。医師の地位やキャリアによって同じ分野でも初診料や治療費が違います。
何処も同じ病院の待合風景 一階には児童精神科外来がありました
「中西医結合治療室」つまり西洋医学と中国医学のイイとこ取り治療室です。 電気針治療室
電気針治療はお二人の精神科の先生が治療中でした。左が趙学英医師、右の先生は韓医師です。特にお若い韓先生はさすが北京大学医学部卒って感じの流暢な英語を話されました。 院内を隅々まで案内して下さった副院長の劉先生です。精神分裂病遺伝子の研究で日本に留学されていました。(写真の写りが悪くてすみません!!)
劉先生の研究論文
●精神分裂病1級症状の診断について
●犯罪少年と一般少年の家庭素因比較について
●森田療法の神経症治療研究
●慢性精神分裂病における生薬「舒血寧」の二重盲検法による薬効研究
電気針治療室で記念撮影 先生方に頂いた寄せ書き。「ファイト!!」の日本語は副院長先生が書いて下さいました。英語の「中国伝統医学・鍼灸」は韓先生です。
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